地味だが読ませる。
2005年 07月 21日
隔月なので、いつも「待ちに待った!」という感じのするku:nel。
派手さがないばかりか、だんだん地味になっていってるようなのに、読ませます。
いつもは連載の、「江國姉妹の往復書簡」や川上弘美さんの短編などを
待ちきれずに読み始めますが、今回はゆっくりページをめくって読みました。
もうちょっとツッコんだところまで書いてほしいなぁ、という気がしないでも
なかった今回。桜田理香子さんとか、松長絵菜さんとか、元オリーブ少女が
とびつかんばかりの人物にクローズアップしてたんだけど・・・・なんていうか・・・・
前に岡尾美代子さんや高橋みどりさんの家の話をしたときより、熱が低い
ように思えました。岡尾さんのも、高橋さんのも、何度も読み返したぐらい
面白かったからなー。「距離を置く」ことと「熱が低い」ことの差がちょっと気になった。
ハワイの話になると急激に熱くなるku:nel、結構好きなんですけど(笑)。
川上弘美さんの、ku:nel連載の短編ははずれがない。
やっぱりこの作家、好きだなぁ。
by paraplu
| 2005-07-21 10:40
| 活字中毒