活字で泣く。
2005年 01月 31日
『冬の運動会』 向田邦子著
向田作品は他に何作か読んで、どれもそれなりに好きではあったけど、
この『冬の運動会』、わたしの中では向田ベスト作品。
たくさん泣きました。わたしは映像で泣くよりも、活字で泣くことの方が多い。
小さいときから両親に「活字は財産」と育てられてきて、活字がない生活なんて
想像もできないほどだから、泣くのも笑うのも活字の世界での方が現実より
少しだけリアルな気さえする。
向田作品の特徴は、ドラマの原作や脚本をされていた方だから
というのでもないけれど、活字なのに読んだ瞬間から現実のシーンに
するするっと生まれ変わる場面があるところ。
今回は菊男が日出子の白無垢姿を後ろから抱きしめる場面でした。
あんなに哀しくて、いとおしい情景を描けるなんて本当にすごい。
これからしばらくまた向田邦子の世界にはまりそうです。
向田作品は他に何作か読んで、どれもそれなりに好きではあったけど、
この『冬の運動会』、わたしの中では向田ベスト作品。
たくさん泣きました。わたしは映像で泣くよりも、活字で泣くことの方が多い。
小さいときから両親に「活字は財産」と育てられてきて、活字がない生活なんて
想像もできないほどだから、泣くのも笑うのも活字の世界での方が現実より
少しだけリアルな気さえする。
向田作品の特徴は、ドラマの原作や脚本をされていた方だから
というのでもないけれど、活字なのに読んだ瞬間から現実のシーンに
するするっと生まれ変わる場面があるところ。
今回は菊男が日出子の白無垢姿を後ろから抱きしめる場面でした。
あんなに哀しくて、いとおしい情景を描けるなんて本当にすごい。
これからしばらくまた向田邦子の世界にはまりそうです。
by paraplu
| 2005-01-31 20:07
| 活字中毒